Unity認定エキスパートという資格試験の存在を知りました

Unity

Unityで何かを作る事を書いてきたのですが、とある方より、ゲームを真似して作るのはどうなのかというご指摘をいただき、
確かにその通りだと思いましたのと、
ふと自分はいったい何をやっているんだという罪悪感に苛まれまして、一旦止めます
オリジナルを作成した作者さんに許可を取ることができれば先に進めようかなと思います
そのような中、Unityについてふらふら調べていましたが、Unity認定エキスパートという資格試験の存在を知りました
気になったので、中を見てみました
全部で4種類あるようでして
Developer
Expert Gameplay Programmer
Expert Technical Artist: Rigging & Animation
Expert Technical Artist: Shading & Effects
日本で現在取得することが出来るのはExpertの3種のみのようです
各資格の詳細については日本語のpdfも用意されており、助かりました。
自分が受けるならExpert Gameplay Programmerかな。。と思い、中を確認しました。

役割
ゲームプレイプログラミングの専門家は、ゲームデザインの遂行に重点を置いています。 ゲームプレイプログラマーは、アートチームによって作成されたアセットにスクリプトを追加することで、ゲームをより楽しくすることができます。 彼らは、ゲームのメカニズムを遂行するために必要な最適化とスクリプティングだけでなく、ユーザーインターフェイス(UI)、環境、キャラクター、オブジェクトの実装も担当しています。 また、ゲームに参加するノンプレイヤーキャラクター(NPC)にも機能をもたらします。
ゲームプレイプログラマーは、デザイナーと一緒に作業し(あるいはデザイナー自身でもよい)、ゲームを実現するためにゲームデザインドキュメント(GDD)を参照します。 これらの人々は非常に技術的であり、アイデアを生かすために必要なものを理解しています。 これには、Unity コンポーネントを使用するタイミングと方法、独自のコンポーネントの記述、プレハブの構成、各シーンの適切な整理などが含まれます。 彼らは、テクニカルデザインドキュメント (TDD) を念頭に置いて、このすべてを行います。
この役割の役職名
• ゲームプレイプログラマー
• ゲームスクリプター/エンジニア
• レベルデザイナー
前提条件
このエキスパート認定は、この分野で数年の経験があり、次のような高度で実用的なさまざまなアプリケーションの経験を積んだ方を推奨します。
• ビデオゲーム開発スタジオでの経験
• 没入型ゲーム、ウェブ/モバイルゲーム、デジタルゲームの設計経験
• C# を使用したスクリプティング/プログラミングに対する優れた知識
• 初期のコンセプトから発売まで、ゲームのライフサイクル全体に関わった経験
• ゲームデザイン(レベル、ノンプレイヤーキャラクター[NPC]、ゲームメカニズム)のすべての側面に対する専門知識
• Unityサービスの設計と実装経験
• キャラクターと環境の設定を含む、ゲームアセットとアニメーションパイプラインの知識
• ファイル構造、命名規則、その他の確立された手続きに準拠した強固な組織スキル
• 可能な限り最高のゲームを作るためにプレハブのライブラリを作成し、使用する能力

前提条件がなかなかレベルが高く、日本で言うとディレクター、ゲームプランナー、エンジニアの能力が求められる感じかなと思います
でもこういう人になりたいですよね、(実際居ると思いますし)
勉強を疎かにしていた自分を呪います
合格した受験者は以下の能力が約束されると、コアスキルについても書かれております
要するに、この能力が無いと受からないと考えるのが良さそうです

コアスキル
エキスパート ゲームプレイプログラマー認定資格は、受験者が効果的にゲームを組み立てて最適化するために必要なスキルを持っていることを証明します。 合格した受験者は、次の分野で高度な能力を備えています。
プロトタイピング
• 迅速なイテレーションのためのコアゲームプレイのプロトタイプの作成と評価
• ゲームメカニズムの機能を裏付けするゲームオブジェクトの設計と実装
• アートチームが作成したアセットを使用して、GDDに基づいてプレハブライブラリを作成
• プレハブライブラリフォルダ構造を整理およびセットアップ
レベルデザイン
• コライダーとリジッドボディコンポーネントを使用してインタラクティブなレベルプレハブを設計および作成
• インタラクティブなプレハブのPhysicsマスクに適切なレイヤーを設定
• 実行時に生成されるプレハブを設定し、動的なゲームプレイを実装
• コライダーをトリガーとして使用して、イベントトリガーとスクリプトイベントを設定および実装
• ゲームオブジェクトがステートマシンとリンクしてシーン内でインタラクションやトリガーとして機能するように、カスタムロジックコンポーネントを作成およびスクリプト化
• 静的および動的生成の両方を含む、シーン全体にエフェクトを配置および設定
• 各プラットフォーム仕様に合わせたLevel of detail(LOD)を設定
• 各プラットフォーム仕様に対しゲームオブジェクトの配置と依存関係の評価
• ストリーミングシーンと静的なシーンロードを評価
• 複数のシーンでゲームのレベルを構築
• ゲームプレイをさらに高めるためにシネマティクス(カットシーン)を設定
ノンプレイヤーキャラクター (NPC) デザイン
• NPCロジックと人工知能(AI)スクリプトの設計と作成
• NavMeshe、NavMesh Agent、NavMesh Obstacle、Off-Meshリンクを使用して、NPCのナビゲーションと経路探索を実装
• NavMeshエリアタイプとコストを設定
• ナビメッシュエリアを有効/無効にするようにトリガーを設定
• NavMeshAgentの回避と群衆シミュレーションの実装
• プラットフォーム仕様におけるNPCの配置と依存関係を評価
• アニメーションクリップでフレームベースのオーディオとエフェクトを設定
ユーザーインタフェースおよびゲームメカニクスデザイン
• アニメーター・コントローラー、ステートマシン、およびゲームメカニクスのロジックスクリプトにアニメーションシステムを使用
• インタラクティブなゲームオブジェクトのためのコライダー、リジッドボディ のコンポーネントと物理特性マテリアルの評価および最適化
• ヘッドアップディスプレイ(HUD)、ミニマップ、レーダーシステム、体力ゲージ、その他のデータ駆動型要素など、ゲームプレイに関するユーザーインターフェイスを実装
パフォーマンスの最適化とターゲットプラットフォーム
• アセットバンドルによるゲームレベルのダウンロードおよび配置を実装
• 異なるプラットフォームやVirtual Reality(VR) のための入力およびコントローラスキーマの設計および変更
• プラットフォーム仕様ごとのランタイムおよびストレージの最適化のためのゲームオブジェクトおよびシーンの分析
• シーン全体のオクルージョンカリングの最適化
• ランタイム中のゲームレベルのデバッグおよびテスト
Unityサービス実装:Ads、In-App Purchasing、Analytics
• Unity Adsの実装(リワード型およびインタースティシャル型)
• Unity IAP(In-App Purchasing:アプリ内課金)を実装
• GDDとTDDにおいて Unity Analyticsを統合した設計
• Analyticsを使用してプレーヤの振る舞いをモニタリングするカスタムデータイベントを設定
• 既存のレベルを分析および評価し、Analyticsのデータに基づいて変更を推奨
• UnityのPerformance Reportingを使用して、プラットフォームごとにゲームのビルドを変更および最適化

これはなかなかレベルが高い
このコアスキルに基づいたのが
以下試験認定トピックになります

プロトタイピング (迅速なイテレーションのためのコアゲームプレイ)
• コアゲームプレイプロトタイピング
• プロトタイピング段階における葛藤と解決
レベルデザインプログラミング
• Physics コンフィグレーション
• レイキャスト
• ランタイム中でのスクリプトによるプレハブの生成
• レベルロジックと振る舞い
• パーティクルシステムとエフェクトを備えたレベルの発生
• プラットフォーム最適化
• シーンのロードとアンロード
• シネマティクス(カットシーン)を表示する方法
NPCデザインプログラミング
• NPCのロジックと振る舞い
• ナビゲーションと経路探索
• NPCの生成と配置
ユーザーインターフェイスの実装
• UI 座標システムと UI スクリプト
パフォーマンスの最適化とターゲットプラットフォーム
• レンダリングの最適化
• アセットバンドルのダウンロードと設定
• ゲームプレイのデバッグ
• プラットフォームの違いとゲームプレイへの影響
Unity サービスの実装
• Unity Ads
• Unity In-App Purchasing
• Unity Analytics
• Unity Cloud Build

この試験認定トピックだけ見るとなんとか行けそうな気にもなってきますが、、
ちなみに実際の試験問題も掲載されておりますので、やってみました
5門中3門正解でした
今やると確実に落ちますが、勉強したら行けるかな・・・
受講料が気になって調べてみました
2018年3月17日現在で
45,218円(税抜き)
税込みだと48,835円です
為替で変動はありそうですが、だいたい5万円ですね
結構高く感じますが、それ相応のリターンはありそうです
自信の有る方は取得しておいても良いのではないかと思いました

Unity
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